チラシや配布のROIってどう出すの？広告代理店が教える現実的な考え方

こんにちは。オフライン広告を専門に、集客のお手伝いをしている広告代理店「せいじつ屋」です。

今回は「チラシや街頭配布って、結局どれくらい効果があるの？」という疑問にお答えするテーマです。広告を出すうえでROI（費用対効果）は気になるところですが、オンライン広告のように明確なクリック数やコンバージョンが見えにくいのがオフラインの難しさでもあります。

でも、ご安心ください。実際には、オフライン広告にも“現実的なROIの出し方”があります。

ROIってそもそもどう考える？

ROIとは「投資利益率」のこと。ざっくり言えば、

得られた売上や成果 ÷ 広告にかけた費用

という計算式です。たとえば、10万円かけてチラシを配布し、それによって30万円の売上があれば、ROIは「3.0（300％）」になります。

でも、問題は「何が売上につながったか」をどう見極めるか、ですよね。

チラシや配布のROIを考える3つのアプローチ

1. 問合せや来店の“きっかけ”を取る仕組みを作る

一番確実なのは、「このチラシを見た人だけが得られる特典」をつけること。

• チラシ持参で500円引き
• QRコードから限定クーポン発行
• チラシ限定のキャンペーンコード提示

これによって、「チラシを見たから来た」という人の数を可視化できます。

2. 反響率の目安を使ってざっくり計算する

配布系広告では「反響率（配った数に対して来た人数）」という考え方もあります。業界や業種によりますが、ざっくり言えば以下が目安です。

これをもとに、「3万人に配って30人が来た＝0.1％の反響率」と考え、来店単価やリピート率などを加味してROIを算出します。

3. “売上だけ”でなく“価値ある接点”として考える

チラシのROIを語るうえで忘れてはいけないのが、「まだすぐ買わないお客様への種まき効果」。

たとえば、

• 認知度アップ（後日の来店に繋がる）
• Web検索のきっかけになる（検索数が増える）
• SNSで店舗を見つけてもらう可能性が上がる

という副次効果もあるため、即効性だけでは判断しないほうがよいケースも多いのです。

オンラインと比べて見劣りする？ いいえ、“違う価値”で判断を

Google広告やSNS広告と比べて、「オフラインは計測できないから不利」と思われがちですが、それは“同じ物差しで測ろうとする”ことが原因です。

オフラインは、より“リアルで濃い接点”を作れる手段。特に地域密着や来店型ビジネス、シニア層向けサービスには非常に効果的です。

まとめ：大切なのは「事前設計」と「反響を拾う仕組み」

せいじつ屋では、チラシ配布を「ただ配る」だけで終わらせません。

• 配布エリアの選定
• 配布物の企画（内容や特典）
• 効果測定方法の設計（来店時の確認・クーポンなど）

をトータルでご提案し、広告効果が「数字で見える」ようサポートしています。

「なんとなく配って終わり…」という昔ながらの感覚から一歩進んだ、“戦略的な配布設計”、はじめてみませんか？

ご希望があればこの内容をベースに、チラシ設計テンプレートや、効果測定のチェックリストも作成可能です。お気軽にご相談ください！