Webサイトに呼び込むための「紙」からの導線設計術

チラシが「Web流入のきっかけ」になるって知ってますか?

「紙の広告=オフラインで完結」と思っていませんか?
実は今、紙からWebに流す導線設計が集客成功のカギになっています。

「チラシを配っても、効果が見えにくい…」
「Web広告に力を入れているけど、成果が頭打ち…」
そんなときこそ、“紙”の力を見直してみてください。

紙は「手に取る」「保存できる」「じっくり読める」特性があり、Webではカバーしきれない導線の入口になり得ます。

紙→Web導線のつくり方(QR、短縮URL、検索ワード誘導)

  • QRコード
    スマホでのアクセスが主流の今、QRコードは必須です。
    読み取りやすいサイズと位置、遷移先の設計に注意しましょう。
  • 短縮URLの活用
    長すぎるURLは紙面で扱いづらくなります。
    独自ドメインの短縮URLを使えば、ブランド感も保てます。
  • 検索ワードで誘導する
    「“○○ 店名”で検索」など、行動を促す言葉も効果的。
    ただし、そのワードで検索結果に表示されるよう、Web側の対策も必要です。

Web側でやっておくべき設定(LP整備、コンバージョン設計)

  • ランディングページ(LP)の整備
    紙媒体と連動したLPは、ユーザーの期待値に合った情報を届けられます。
    キャンペーン告知の詳細や申込み導線を明確に設計しましょう。
  • コンバージョン設計
    問い合わせ・予約・資料請求などのゴールは明確に。
    入力フォームの長さや使いやすさにも配慮が必要です。

紙とWebの“接触時間”の違いと強み
そして“波及効果”を見逃さない

紙は「時間を選ばず」「何度でも見てもらえる」という特性があります。
Webが“瞬間的”な接触であるのに対し、紙は“持続的な余韻”を残せる媒体です。

さらに注目すべきは、紙媒体特有の波及効果です。

  • コメント効果
    例えばチラシ5,000枚を配布するには、配布現場での声かけ(コメント)が5万回以上発生します。
    受け取らない人にも届く「声」での接触が、記憶や後の検索行動に影響を与えるのです。
  • 視覚的インプレッション効果
    手持ちPOPやのぼりなどを掲げて配布すると、5,000枚配布の間に10万人以上の視認が期待できます。
    これは紙面で伝えきれないブランド認知に大きく貢献します。

まとめ:両者の“得意分野”を生かした導線づくりを

チラシやポスティングなど紙媒体は、「接点をつくる」「興味を引く」ことが得意。
Webサイトは、「詳しい情報を提供し、行動につなげる」ことが得意です。

そして今、注目すべきは紙の「波及力」
受け取り手だけでなく、“見た人・聞いた人・通った人”すべてが接点になり得るのです。

この2つを分断するのではなく、「つなぐ設計」を意識することが、今の集客戦略には欠かせません。

Web中心の宣伝活動に壁を感じているなら、紙を入口とした新たな導線設計に目を向けてみてください。
“紙が呼び水、Webがゴール”という視点で設計すれば、Web流入もコンバージョンも、ぐっと変わるはずです。