新聞を読む人は減った。それでも新聞折込が今も有効な理由

「新聞折込って、今でも効果があるのでしょうか?」
販促のご相談をいただく中で、このような質問をいただくことがあります。
確かに、新聞を購読する世帯は減っています。
特に若い世代では、ニュースはスマートフォンやSNSで見るという人が増えています。
そう考えると、
「これからはWeb広告で、新聞折込はもう古いのでは?」
と思うのも自然なことです。
しかし、私たちは新聞折込を「もう効果のない広告」とは考えていません。
むしろ大切なのは、昔と同じような使い方をしないこと。
商品、ターゲット、地域、商圏などを考えて使えば、新聞折込は今でも有効な販促手段の一つです。
新聞を取っている世帯では、折込広告は今でも見られている
新聞折込を考えるとき、
「新聞を取っている世帯が減った」
ということと、
「折込広告が見られなくなった」
ということは分けて考える必要があります。
以前より届く世帯は少なくなっているものの、新聞を購読している家庭に届けば、折込広告そのものは比較的見てもらいやすいという特徴があります。
これは新聞折込を検討するうえで、意外と見落とされやすいポイントです。
「高齢者だけの広告」とも限らない
新聞というと、
「読んでいるのは60代、70代以上では?」
というイメージを持つ方も多いと思います。
確かに新聞購読者の年齢が上がっていることは事実です。
そのため、10代や20代だけをターゲットにする商品であれば、新聞折込を第一候補にすることはあまりありません。
一方、30代から50代、特にファミリー層や女性なども対象になる商品では事情が違います。
新聞を契約している本人だけでなく、同じ家庭に暮らす家族が折込チラシを見ることもあります。
食品、百貨店、住宅、教育、フィットネス、地域サービスなど、個人というより「世帯」に関係する商品・サービスでは、今でも検討する価値があります。
「紙で見せる」ことが向いている商品もある
すべての商品がWeb広告に向いているわけではありません。
例えば、少し高級なお菓子や食品、百貨店の商品、ギフト・贈答品、新しくオープンする店舗などです。
こうした商品は、価格だけではなく、
- おいしそう
- ちょっといい商品だな
- 今度行ってみよう
と思ってもらうことが大切です。
新聞折込なら、商品の写真、ブランドの世界観、店舗情報、オープン日、キャンペーンなどを一枚の紙面でまとめて伝えることができます。
特にブランドイメージを大切にする商品では、デザインされた紙を実際に手に取ってもらえることにも意味があります。
新聞折込というとスーパーや量販店の「特売チラシ」をイメージしがちですが、価格訴求だけが新聞折込の役割ではありません。
新聞折込の効果は「地域」によっても違う
もう一つ重要なのが地域です。
新聞の普及状況は全国一律ではありません。
都心部と地方都市、マンションの多い地域と戸建住宅の多い地域、若い世帯の多い街と高齢化が進んでいる街では、新聞との接触状況も異なります。
そのため、
「新聞折込は効果があるか、ないか」
という二択で考えるのではなく、
「今回の地域では新聞折込が適しているか」
と考える必要があります。
例えば、同じ新店舗のオープン告知でも、新聞購読世帯が少ない地域と比較的多い地域では、当然媒体の評価は変わります。
私たちも新聞折込をご提案するときは、単純に部数だけを見るのではなく、店舗の商圏やターゲットなどを考えて判断することが大切だと考えています。
ポスティングと新聞折込、どちらがいい?
新聞折込とよく比較されるのがポスティングです。
ポスティングには、新聞を購読していない世帯にも届けられるという大きなメリットがあります。
また、店舗から半径1km、特定の町丁目、マンション中心など、狭いエリアへ集中的に配布することもできます。
一方、新聞折込は一度に比較的多くの部数を配布しやすく、ある程度広い商圏へ短期間で告知したい場合に向いています。
つまり、
新聞折込とポスティングは、どちらが優れているというものではありません。
店舗周辺の狭い商圏を濃く攻めたいならポスティング。
比較的広い商圏へ一気に認知を広げたいなら新聞折込。
商品や店舗、地域によって使い分けることが重要です。
場合によっては、両方を組み合わせるという方法もあります。
新聞折込が向いているケース
現在でも新聞折込を検討しやすいのは、例えば次のようなケースです。
- 40代、50代以上も重要なターゲットになっている
- ファミリーや世帯を対象とした商品・サービス
- 百貨店、食品、ギフト・贈答品
- 新店舗のオープン告知
- 地域密着型の店舗やサービス
- 一定の商圏へ短期間で広く認知を取りたい
- 新聞との親和性が比較的高い地域
逆に、10代・20代だけを狙いたい商品や、全国の非常に限定されたターゲットを探したい場合などは、Web広告やSNS広告などを優先した方がよいでしょう。
新聞折込にも、得意なことと不得意なことがあります。
新聞折込は「古い」のではなく、使い方が変わった
以前は、
「たくさん折り込めば、たくさんの家庭に届く」
という考え方でも一定の効果が期待できました。
しかし、新聞購読世帯が減っている現在、同じ考え方ではいけません。
これからは、
- 誰に届けたいのか
- その人はどこに住んでいるのか
- どのくらいの商圏なのか
- どんな商品なのか
を考えたうえで新聞折込を選ぶ必要があります。
言い換えれば、
新聞折込そのものが使えなくなったのではなく、新聞折込の「使い方」が変わったのです。
大切なのは「媒体ありき」で考えないこと
新聞を読む人が減ったから新聞折込はやめる。
Web広告が伸びているからWeb広告にする。
新聞を取っていない家庭にも届けたいからポスティングにする。
これだけで媒体を決めてしまうのは、少しもったいないと思います。
大切なのは、
「誰に、どこで、何を伝えて、どんな行動をしてほしいのか」
から考えることです。
新聞折込、ポスティング、街頭配布、Web広告。
それぞれ得意なことが違います。
せいじつ屋では、新聞折込だけ、ポスティングだけと媒体を決めてご提案するのではなく、商品、ターゲット、商圏、目的、予算などをお聞きしながら、適した販促方法をご提案しています。
「新聞折込を考えているけれど、今でも効果があるのだろうか?」
「新聞折込とポスティングのどちらが自社に向いているのか分からない」
そんな場合も、ぜひお気軽にご相談ください。
